ご 挨 拶
 

鎌倉、室町時代に代表される信楽焼という焼き物の魅力に引き寄せられ、それを私の手で生み出せないものかと試行錯誤しながらこの道を歩んでまいりました。

焔という自然の驚異に翻弄されながらも、伝統を偲び、心の中に浮かび上がる景色を求めて、私なりの「窯変の世界」
を生み出しました。

作品をご覧いただいた皆さまの心が豊かになっていただければ幸いです。


陶芸家 星野 亨斉
 
 

 
 

 

大阿闍梨 酒井雄哉先生、推薦のことば
  (比叡山延暦寺 北嶺大行満大々千達 大阿闍梨総一和尚)

「私の心を魅了してやまない亨斉の陶」
信楽の土が亨斉の手にかかると、そこに命が与えられ、風格を持ち、経を上げる行者のごとく佇んでいる。

炎の洗礼を前にして弛まぬ心は、まさに襲いかからんとする自然の驚異に怯むことなく挑み続ける。

火を前にして人間は成す術を持たない。炎という自然の神秘と人間の魂が融和する瞬間とでもいおうか。裸で生まれたものが、苦行を越えて、神から授かる衣を身に纏うとでもいおうか。

天地自然を愛する心が、生み出されるものすべてに魅力を与える。亨斉の陶は、まさに自然そのものだ。力強さと温もり、心が癒される景色がそこにはある。

そして、限りない魅惑の世界に引き込み、私の心を魅了してやまない。